相差のユニークな習慣
こんにちは。
浜栄のある鳥羽の相差(おうさつ)では、大晦日にするユニークな習慣があります。
それは、大晦日におせち料理を食べることと、豆まきをすることです。
おせち料理は、普通お正月に食べるものですが、
相差では、「祝いをいただく」と言い、大晦日におせち料理を食べます。
私たち家族も少し早めにおせち料理を囲み、2025年が良い年になるよう、みんなでお願いしました。
続いては豆まき。
豆まきと言えば、節分の日2月3日ですが、
ここ相差では大晦日に特別なやり方で豆まきをします。
大晦日になると多くの家庭で豆を炒り、「あらくさイワシ」と「いまめの木」を使います。
そして、【あらくさ、あらくさ、ちゅっちゅっちゅっ】【今年の年は金くさい】という、少し不思議な言葉を唱えながらホウロクで豆を炒り、準備を整えます。
こちらがその様子です。
炒った豆は、「鬼は外~!福は内~!」と声をかけながら家中にまきます。
あらくさイワシは、玄関先に飾られ、その家を一年間守る守り神となります。
この相差独自の伝統的な行事を通して、健康や大漁、安全航海、そして多くのお客様との素敵な出会いを祈願しました。
2025年も笑顔で過ごせるよう、皆様にとっても素晴らしい一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。